法人について

概要

設立趣旨

　特定非営利活動法人いっと 設立趣旨書 発達障害は、通常学級の児童生徒の約6.5％、成人の約3％が有病している可能性があるといった調 査結果や報告があり、こどもの時には見過ごされてきて、成人になって社会生活上で支障が生じてか ら診断されることが増えてきており、幅広い年齢にわたり支援を必要としている障害です。多様性を 受け入れていく時代と共に、発達障害に関する知識やその特性に応じた支援は欠かせないものとなっ てきました。発達障害児者たちも自分自身の特性を理解しながら生活を送ることや、周囲で関わる 方々も障害特性への理解が求められたり、特性に応じて環境整備することや配慮したりすることが必 要になってきます。発達障害児者を支援する施設や企業等は増えてきていますが、当事者が支援を受 けたくてもすぐに利用できず待機になったり、費用が高かったりすることがあり、支援を受けられる 発達障害児者が限定的な状況があり、まだ十分に支援施設が足りているとはいえません。また、発達 障害の特性を見定めたりする心理検査を実施できる支援者が心理士等の有資格者に限られたり、特性 に合わせた支援方法は数多くありますがそれを当事者に合わせていくコーディネートが十分でなかっ たり、家族や地域の支援者の相談に応じたりする質的な専門性がまだ十分ともいえません。発達障害 児者やその家族、支援者等が置かれている状況に合わせた支援を行える専門的な施設を充実させてい くことが求められています。 発達障障害児者やその家族に対して、将来にわたって連続性を持って専門的な支援をしていくだけ でなく、周囲で関わる支援者の方々の育成や啓蒙活動も含めて、社会に貢献していきたいと私たちは 思います。そのためには、営利目的ではない事業を行っていくことが主であるため、特定非営利活動 法人格を取得することが必要だと考えています。法人格を取得することで、障害福祉サービスによる 安価（利用者一割負担）で支援を利用できる事業を行うことができるようになります。発達障害児者 だけでなく家族や支援者への支援が十分に行き届いていない状況を改善していき、行政との連携だけ でなく、地域の活動等にも積極的に取り組み、地域の中で発達障害児者だけでなく皆が彩り豊かに暮 らせる社会を法人として実現していくことを目指します。皆様のご理解と幅広いご支援をお願いいた します。 

令和元年６月１６日 

沿革